Q:
1.あみだクジは、阿弥陀如来からきているのですか?
2.しかもそのあみだクジは、一般に縦線に横棒を引いて、当たりを決めると言うものですが、その図式は阿弥陀如来となにか関係があるのでしょうか。
3.「あみだばばあのうた」を作った桑田佳祐は、そのことを知っているのでしょうか?
4.あみだばばあと言うくらいですから、「あみだ」とは、女性をかたどったものなのでしょうか?
(新社会人Fさん)
A:だんだんヘンなのがくるようになってきて、うれしいかぎりです(涙)。
1と2…「あみだクジ」という呼び方に関しては、「阿弥陀仏の救いが平等であるように、公平なクジだから」だとか、「かつては中央から八方に線を引いたクジであって、その蜘蛛の巣をはったような図形が、阿弥陀仏像の光背(阿弥陀仏の身体から放たれている光)に似ていることからこの名がついた」などという話を聞いたことがあります。
3…桑田佳祐がこのことを知っていたかどうかはわかりません(当たり前だ)。しかし「あみだばばあのうた」の歌詞から想像しますに、桑田佳祐は「あみだクジ」と「阿弥陀仏」とを関連づけて考えていたとは思えません(普通は考えんだろ)。
4…あのね、「あみだばばあと言うくらいですから」ってね…、「あみだばばあ」は仏教用語じゃないぞ。明石家さんまが変身するキャラなんですから。
ちなみに、仏は性別を越えた存在として語られますので、(具象化する場合は釈尊をモデルとはしておりますが)男性とも女性とも区別し難い姿で表現されることがほとんどです。あ、だからといって「♪男と女の間のばばあ〜♪」という歌詞は仏を指しているのではありませんからね(汗)。